用語集 2021.12.06 2017.10.11 あ〜お か〜こ さ〜そ た〜と な〜の は〜ほ ま〜も や〜ろ 英字 あ〜お アルコール乱用 アルコール乱用 社会生活上、著しい障害や苦痛を引き起こす飲酒の仕方。かつアルコール依存症ではないもの。 ☓ アンフェタミン アンフェタミン 間接型アドレナリン受容体刺激薬としてメタンフェタミンと同様の中枢興奮作用を持つ薬剤。日本では覚醒剤に指定されている。 ☓ アンメット・メディカル・ニーズ アンメット・メディカル・ニーズ いまだに治療法が見つかっていない疾患に対する医療ニーズのこと。 ☓ イブジラスト イブジラスト 新規でファースト・イン・クラスの経口抗神経炎症性及び神経保護性薬剤。マクロファージ遊走阻止因子(MIF)および特定のホスホジエステラーゼ(PDE)の阻害薬で、ある種の神経症状において主要な働きをするグリア細胞の活性化を減衰させる。 ☓ エンド・オブ・フェーズ2ミーティング エンド・オブ・フェーズ2ミーティング フェーズ2 試験のデータをもとにpivotal trial(主試験) に進んでもよいかどうかを検討し、pivotal trialの計画・プロトコルのプランなどを評価するとともに、販売承認申請のために追加で必要な情報を特定する目的で行われる。 ☓ 欧州委員会 欧州委員会 EU(欧州連合)における行政執行機関。加盟国から各1名の委員が選ばれ、任期は5年。委員長は欧州理事会が指名する。法案の提出や決定事項の実施、基本条約の支持など、日常の連合の運営を担っている。 ☓ オーファンドラッグ オーファンドラッグ 患者数が少なく治療法の確立していない稀な疾病に対する医薬品のこと。米国では、米国内における患者数が20万人未満の希少疾患について、安全で効果的と考えられる医薬品に対してオーファンドラッグの指定を受けることができる。患者数が20万人を超える疾患でも治療法が確立していない難病などの治療薬で、開発および販売にかかる費用の回収が困難と思われる場合にも指定を受けることができる。オーファンドラッグに指定されると、医薬品がFDAに承認された後、7年間の排他的先発販売権や税制での優遇措置が受けられる。 ☓ か〜こ 化学物質への暴露 化学物質への暴露 化学物質が、人体に触れたり、吸入されたりすること。 ☓ 学会(米国・欧州の主な) 学会(米国・欧州の主な) 学問や研究の従事者らが、自己の研究成果を公開発表。その科学的妥当性をオープンな場で検討論議する。 ☓ 希少小児疾患治療薬候補 希少小児疾患治療薬候補 米国で18歳までに発症し、患者数が20万人未満の希少疾患が対象となり、治療薬候補として米国食品医薬品局(FDA)により指定される。FDAの希少小児疾患優先審査プログラムにおける大きな特徴は、開発企業がその後の医薬品開発申請の際の優先審査を可能にするバウチャーを与えられる可能性がある。 ☓ 吸入ステロイド 吸入ステロイド 強い抗炎症作用があり、喘息治療に欠かせない薬。長期間、毎日続ける必要がある。吸入薬なので気道に直接とどき、内服薬と比べて用いるステロイドの量が少量ですみ、副作用は少ないとされている。 ☓ 吸入β作動薬 吸入β作動薬 発作で狭くなった気管支を広げ、呼吸を楽にするβ作動薬を吸入で体内に取り込む方式とその薬を指す。 ☓ QOL(Quality of Life) QOL(Quality of Life) 人々の生活を物質的な面から数量的にのみとらえるのではなく、精神的な豊かさや満足度も含めて質的にとらえる考え方。医療や福祉の分野で重視されている。生活の質。人生の質。生命の質。 ☓ グリア細胞 グリア細胞 人間の脳は1,000億個以上のニューロンとその10倍以上ものグリア細胞から成り立っている。グリア細胞は、神経細胞の生存や発達機能発現のための脳内環境の維持と代謝的支援を行っており、神経伝達速度を上げるためのミエリン鞘を作る「オリゴデンドロサイト」や、中枢系の免疫担当である「ミクログリア」などがある。慢性疼痛や麻薬中毒の進展に関与していることが報告されているほか、痛みの原因がないにも関わらず慢性的に疼痛に悩まされる現象にも、グリア細胞が関与している可能性がある。 ☓ グリオーマ(神経膠腫) 原発性悪性脳腫瘍/グリオーマ(神経膠腫) 脳腫瘍は、脳の細胞や神経・脳を包む膜から発生する原発性脳腫瘍と、肺がんや乳がんなどが脳に転移する転移性脳腫瘍に分けられる。原発性脳腫瘍はさらに良性と悪性があり、悪性度(グレード)がIからIVまでに分類されている。グレードⅡ~IVは悪性の脳腫瘍で、代表的なのはグリオーマ(神経膠腫)や中枢神経系悪性リンパ腫である。良性は手術で完全に摘出できれば再発はまれだが、悪性の場合は手術のほか放射線治療や化学療法も行う。 ☓ クロスオーバーデザイン クロスオーバーデザイン 治験における試験デザインの1つ。交差試験または交互試験とも呼ばれる。2群の各被験者に被検薬と対象薬の時期を互いにずらして投与し、それぞれの結果を集計し評価する試験方法。 ☓ 血清脂質濃度 血清脂質濃度 血液中の脂肪分の濃度のこと。 ☓ 原発性悪性脳腫瘍 原発性悪性脳腫瘍/グリオーマ(神経膠腫) 脳腫瘍は、脳の細胞や神経・脳を包む膜から発生する原発性脳腫瘍と、肺がんや乳がんなどが脳に転移する転移性脳腫瘍に分けられる。原発性脳腫瘍はさらに良性と悪性があり、悪性度(グレード)がIからIVまでに分類されている。グレードⅡ~IVは悪性の脳腫瘍で、代表的なのはグリオーマ(神経膠腫)や中枢神経系悪性リンパ腫である。良性は手術で完全に摘出できれば再発はまれだが、悪性の場合は手術のほか放射線治療や化学療法も行う。 ☓ 抗コリン作動薬(吸入) 抗コリン作動薬(吸入) アセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合するのを阻害する薬物のこと。抗コリン作動薬とも呼ばれる。この抗コリン作用によって副交感神経が抑制される。 ☓ 拘束性換気障害 拘束性換気障害 肺が何らかの原因によって固くなったり、呼吸筋が弱くなったりしたため、肺が十分に拡張できず、息を十分に吸えない障害。 ☓ コントロール薬 コントロール薬 発作を起こさないように症状の悪化をコントロールするための薬剤。 ☓ コンコルド癌センター コンコルド癌センター シドニー大学の一部である同センターは、オーストラリアのシドニー地域保健区域の最も大きな病院の一つであるコンコルド送還総合病院に拠点を置く。コンコルド送還総合病院は、ニューサウスウェールズ州で最も優れたがん治療および研究施設の一つ。 ☓ さ〜そ サイトカイン サイトカイン 細胞から放出され、種々の細胞間相互作用を媒介するタンパク質性因子を総称してサイトカインと呼ぶ。 ☓ 作用機序 作用機序 機序は仕組みやメカニズムのこと。薬物が生体に何らかの効果を及ぼす仕組み、メカニズムなどを意味する。 ☓ 除脳硬直 除脳硬直 中脳または橋に両側の障害があるときにみられる異常肢位で、四肢を伸展させ,全身を硬直させ、弓なりにそり返る。 ☓ 神経変性疾患 神経変性疾患 脳神経疾患の一つで、中枢神経の中の特定の神経細胞群が徐々に死んでゆく疾患。筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン症候群、アルツハイマー病などがある。 ☓ 上市 上市 市場に出されること、市販されることを意味する。医薬品業界では「新薬を上市する」などのように使われる。 ☓ 静注 静注 静脈注射(じょうみゃくちゅうしゃ)の略。 ☓ ステロイド全身投与(注射または経口) ステロイド全身投与(注射または経口) ステロイドの補充療法や全身の病気には経口薬が用いられる。緊急の場合は静脈投与も行われる。これらの方法を全身投与という。 ☓ スケジュールⅡ スケジュールⅡ 薬物の分類における一つのカテゴリー。コカイン、アンフェタミン、不純物を含まないオピオイド作動薬などが含まれている。 ☓ 随意運動 随意運動 自分の意志によって行われる運動。具体的には歩く、走る、泳ぐなどがある。 ☓ 線維化 線維化 皮膚や内臓に膠原線維(コラーゲン)などの細胞外基質と呼ばれる物質が増加した結果、皮膚や内臓が硬くなる現象。細胞外基質は細胞の外にあって細胞同士をくっつけたり隙間を埋める作用のある物質で、線維化は、活性化した線維芽細胞が必要以上に大量の膠原線維を作ってしまう結果起こると考えられている。 ☓ 前臨床研究 前臨床研究 動物試験や品質試験を通じて、安定性をはじめ、有効性・安全性を確認するなどの臨床研究の前段階の開発・研究。 ☓ 前臨床薬理 前臨床薬理 医薬品の有効性と安全性の評価のため、臨床試験に先立つ開発段階で適当な実験動物を用いて実施した前臨床試験によって確認された薬理作用のこと。 ☓ 造血幹細胞移植 造血幹細胞移植 がん治療において一般的に行われる抗がん剤治療や放射線治療だけでは治すのが難しい血液疾患(主に血液がん)に対して、血液をつくる細胞の移植を行い完治を目指して行われる治療法の一つ。 ☓ 咀嚼・嚥下 咀嚼・嚥下 咀嚼は噛み切りとすり潰しで食べ物を小さくするとともに唾液と混ぜる運動。嚥下障害は病気や老化などにより、食べ物や飲み物をうまく飲み込めなくなったり、誤って気管に入った物を吐き出せなくなったりする障害のこと。 ☓ た〜と チューブリン チューブリン チューブリンは細胞骨格の一種である微小管を形成しているタンパク質。チューブリン重合阻害剤や脱重合阻害剤は、正常な細胞の有糸分裂を阻害することにより抗腫瘍活性を示す。 ☓ 中心壊死 中心壊死 腫瘍などの中心が壊死すること。 ☓ 中間解析 中間解析 臨床試験の正式な完了以前に,有効性または安全性に関して試験治療群間を比較することを意図して行われるあらゆる解析をいう。 ☓ 長時間作用型β2刺激薬(LABA) 長時間作用型β2刺激薬(LABA) 喘息治療で用いられる、吸入ステロイド薬などの抗炎症薬が長期管理の基本治療薬。 ☓ 低分子化合物 低分子化合物 分子量の小さい化合物。分子量が1万以下のものを指すことが多い。 ☓ TMZ(テモゾロミド) TMZ(テモゾロミド) 悪性神経膠腫に適応を持つ経口剤。細胞障害薬という種類の薬で、DNAに強力に結合し、細胞分裂を止め死滅させることにより、がん細胞の増殖を抑える。主な副作用に、倦怠感、頭痛、貧血、吐き気、嘔吐、食欲不振、便秘、下痢、疲労などがある。 ☓ ドラッグ・リポジショニング ドラッグ・リポジショニング 既存のある疾患に有効な治療薬から、別の疾患に有効な薬効を見つけ出すことをいう。すでに基礎試験、化合物の製造法や製剤化の検討、ヒトでの安全性試験が済んでいるため、開発期間の短縮・研究開発コストを低減できるメリットがある。 ☓ な〜の ナスダックバイオテクノロジー株指数(NBI) ナスダックバイオテクノロジー株指数(NBI) バイオテクノロジーや製薬に分類される株式の総合的なパフォーマンスを計る指数。1993年11月1日から「200.00」を基準値として開始された。時価総額が2億ドル以上であること、平均的な1日の取引量が10万株以上であることなどが要件となっている。 ☓ ニューロン ニューロン 神経細胞のこと。 ☓ は〜ほ バイオベンチャー バイオベンチャー バイオテクノロジーを用いて医療や産業の発展に繋がる先端技術を研究・開発を行い、世に送り出すベンチャー企業のこと。製薬会社発のバイオベンチャーや、大学発のバイオベンチャーもある。 ☓ パイプライン パイプライン 研究開発志向型の製薬企業で使われ、新薬誕生に結びつく開発中の医療用医薬品候補化合物(新薬候補)を指す。 ☓ バイオマーカー バイオマーカー 人の身体の状態を客観的に測定し評価するための指標で、観察、診断、治療に用いられる。生化学検査、血液検査、腫瘍マーカーなどの臨床検査値、CTやMRI、PETなどの画像診断データなどがある。 ☓ 瘢痕化(はんこんか) 瘢痕化(はんこんか) 火傷や潰瘍などが完治せずに、隆起や陥没、色素沈着などを伴う痕(きずあと)となって残ること。 ☓ 非侵襲的換気補助器(NIV) 非侵襲的換気補助器(NIV) 気管挿管や気管切開により直接気道を確保し換気する侵襲的人工換気に対して、これら以外の方法で行われる人工換気を非侵襲的人工換気と言う。マスクを用いて陽圧をかける方法などがある。 ☓ 病理組織検査 病理組織検査 病変部の組織片を採取して調べ、病気を診断する検査のこと。生検とも呼ばれる。 ☓ ファースト・イン・クラス ファースト・イン・クラス 画期的医薬品のこと。特に新規性・有用性が高く、化学構造も従来の医薬品と基本骨格から異なり、従来の治療体系を大幅に変えるような独創的医薬品をいう。 ☓ ファストトラック ファストトラック 米国食品医薬品局(FDA)の優先承認審査制度のこと。深刻な疾患または生命を脅かす疾患に対する治療薬の開発を促進し、承認審査を早め、充たされていない医療ニーズを充たすための制度。医薬品開発の効率を高めるために、開発および承認審査の全過程において、FDA と製薬企業の間で迅速かつ頻繁な連絡・協議が行われる。ファストトラックに指定されると早期の承認につながることが多く、医薬品がより早く患者の手元に届くことになる。 ☓ フェーズ1、2、3(臨床治験) フェーズ1、2、3(臨床治験) 治験は3段階に分かれ、医療機関で健康な人や患者を対象に同意を得たうえで行われる。フェーズ1では、少数の健康な人を対象に副作用などの安全性について確認する。フェーズ2は、少数の患者を対象に有効で安全な投与量・投与方法などを確認する。フェーズ3多数の患者を対象に有効性と安全性について今まで使われてきた基準となる薬などとの比較を行う。 ☓ 物質特許 物質特許 新規に生成された医薬、化学物質、飲食物に対して取得される特許のこと。 ☓ プラセボ プラセボ 有効成分を含まず、治療効果のない薬のこと。有効成分を含まない薬でも、飲んだと思うだけで心理的作用が働き、効果を表すことがあり、これを「プラセボ効果」という。 ☓ プラセボ対照無作為二重盲検 プラセボ対照無作為二重盲検 プラセボ(偽薬)による思い込み効果を取り除くために、医者にも患者にも秘匿し、どちらに薬効があるかをわからないようにして、治験を進める方法。 ☓ ブロックバスター ブロックバスター 従来の治療体系を覆す薬効を持ち、他を圧倒するシェアや全く新しい市場の開拓、莫大な売り上げにより開発費を回収する以上の利益を生み出す新薬を指す。 ☓ プロトコル プロトコル 治験の目的、デザイン、方法、統計学的な考察および組織について記述した文書。 ☓ β2アドレナリン作動性受容体作動薬 β2アドレナリン作動性受容体作動薬 気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患などの症状の緩和に用いられる薬の一つ。β2刺激剤、β2作用剤とも呼ばれる。 ☓ β2アドレナリン・レセプター β2アドレナリン・レセプター アドレナリン・レセプターは、アドレナリン受容体とも言われる。アドレナリン、ノルアドレナリンを始めとするカテコールアミン類によって活性化されるGタンパク共役型の受容体。β2アドレナリン・レセプターは、気管支や血管などに存在する。 ☓ ホスホジエステラーゼ ホスホジエステラーゼ 細胞内セカンドメッセンジャーであるサイクリックAMP (cAMP)およびサイクリックGMP (cGMP)を分解しそれぞれ5’-AMP, 5’-GMPとする酵素。 ☓ ホスホジエステラーゼ-4および10の阻害剤 ホスホジエステラーゼ-4および10の阻害剤 ホスホジエステラーゼ(PDE)を阻害することにより、CAMP・CGMPの細胞内濃度を上昇させる薬。 ☓ ま〜も マイルストーン マイルストーン マイルストーンペイメントのこと。医薬品の開発の進捗に伴って発生する、新規化合物発明企業への支払金。新規化合物を発見・発明した化学企業・バイオ企業から、製薬企業のような医薬品開発企業が医薬品として開発する権利を購入した場合に発生する費用。 ☓ マウスモデル マウスモデル ヒトの疾患や病態の研究やその予防法・治療法の研究のために用いられる特殊な系統のマウスのこと。 ☓ マクロファージ遊走阻止因子(MIF) マクロファージ遊走阻止因子(MIF) MIFは、活性化Tリンパ球より分泌される最初のリンフォカインとして報告され、マクロファージの遊走を制御し炎症部位にマクロファージを集め、炎症、免疫反応を惹起する液性因子。 ☓ 無作為化 無作為化 いつくかある治療法のうち、被験者がいずれかの治療法に、無作為(ランダム)に割り当てられる過程を言う。目的は、比較する群の性別、年齢、重症度などの既知の交絡因子の分布を均等にすることや、未知の交絡因子の影響を低減させることにある。 ☓ メタボリックシンドローム(メタボ) メタボリックシンドローム(メタボ) 内臓脂肪型肥満に該当し、かつ血圧・血糖値・血清脂質に軽度の異常が重なっている状態。 ☓ メタ分析 メタ分析 メタ解析、メタアナリシスともいう。過去に独立して行われた複数の臨床研究のデータを収集・統合し、統計的方法を用いて解析した系統的総説。採用するデータは、信頼できるものに絞り、それぞれに重み付けを行う。一般的には、様々な試験の要約統計量を用いるが、生データを結合して解析する場合もある。 ☓ メラノーマ メラノーマ メラノーマ(悪性黒色腫)はメラニン色素を作り出すメラノサイトががん化して発生する皮膚がん。人種差があり、白人で発生が最も多く、日本人は10万人当たり1~2人とされている。はっきりとした原因は不明で、外的刺激、紫外線などが誘因となることがある。 ☓ や〜よ/ら〜ろ 優先審査バウチャー 優先審査バウチャー 米国FDAが、医薬品承認審査を早める「優先審査バウチャー」を発行し、審査期間を10カ月から6カ月へと短縮する制度。開発コストに比べて売上高があまり見込まれないような希少疾病などの治療薬の開発を促進するのが目的。バウチャーは売買が可能で、購入した企業はそれをあらゆる治療薬の審査にあたり利用できる。 ☓ ラッセル指数(ラッセル2000指数、ラッセル・グローバル指数) ラッセル指数(ラッセル2000指数、ラッセル・グローバル指数) フランク・ラッセル・カンパニーが公表する時価総額加重平均型(浮動株調整後)の指数。米国の上位3000社の株式に連動しており、この3000銘柄で米国株式市場の時価総額の約98%を占めている。ラッセル2000指数は、上位から1001~3000番目までの中小株2000銘柄で構成される。また、ラッセル・グローバル指数は、米国企業3000社(ラッセル3000)に米国外企業7000社(45カ国)を加えた1万社の指数。 ☓ 5-リポキシゲナーゼ 5-リポキシゲナーゼ アラキドン酸からから合成される物質。さらにロイコトリエンという物質を生成する。 ☓ 5-リポシゲナーゼ経路 5-リポシゲナーゼ経路 アラキドン酸は、5-リポキシゲナーゼにより代謝されて、5-HPETEを経て、免疫的炎症反応に関与するロイコトリエン(leukotrien:LT)が肥満細胞などの白血球で合成される。 ☓ ルー・ゲーリック病 ルー・ゲーリック病 アメリカの著名な大リーグ野球選手ルー・ゲーリックがALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹患したことからALSの別称としてこう呼ばれている。 ☓ 攣縮(れんしゅく) 攣縮(れんしゅく) 骨格筋の単回の収縮をいう。運動神経または筋に直接刺激を加えるとき筋が1回収縮する生理的な現象を(単収縮)というが、同じ攣縮という言葉で、異常な筋の収縮をも表現している。 ☓ ロイコトリエン受容体拮抗作用 ロイコトリエン受容体拮抗作用 ロイコトリエン受容体拮抗作用ロイコトリエンはアレルギーを引き起こす物質で、気管支を収縮させる作用がある。ロイコトリエンの作用を阻害し、気管支を広げ喘息による咳の発作などを起こりにくくすること。 ☓ ロイコトリエン生合成阻害 ロイコトリエン生合成阻害 喘息やアナフィラキシーショックなどアレルギー発症に関与しているロイコトリエン(LT)の生合成を阻害すること。 ☓ 英字 FDA(米国食品医療品局) FDA(米国食品医療品局) FDA(Food and Drug Administration)は、連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全を責務とする政府機関。 ☓ IND(新薬臨床治験開始申請) IND(新薬臨床治験開始申請) IND はInvestigational New Drugの略。米国における臨床試験申請で使われる臨床試験実施申請資料のこと。「新薬臨床試験開始届」とも言われる。 ☓ NeuroNEXT NeuroNEXT 米国国立衛生研究所(NIH)の支部である国立神経疾患脳卒中研究所(NINDS)が学術会、民間財団、医薬業界と提携して神経疾患治療の研究をするために設立。MN-166はNeuroNEXTにおける臨床研究の最初の薬剤に選ばれた。 ☓ NIAAA(米国国立アルコール濫用/依存症研究所) NIAAA(米国国立アルコール濫用/依存症研究所) 米国国立衛生研究所(NIH)を構成する27の研究所およびセンターの1つ。人間の健康と幸福に影響を及ぼすアルコール使用に関する研究を支援している。NIAAAは、世界最大のアルコール研究の資金提供者である。 ☓ NIDA(国立薬物乱用研究所) NIDA(国立薬物乱用研究所) NIDAはNational Institute on Drug Abuseの略。米国国立衛生研究所(NIH)傘下にある薬物乱用に関する研究が行われる研究所。 ☓ NIH(米国国立衛生研究所) NIH(米国国立衛生研究所) NIH(National Institutes of Health)は、1887年に設立された米国で最も古い医学研究の拠点機関。本部はメリーランド州ベセスダ。国立癌研究所、国立心肺血液研究所、国立老化研究所、国立小児保健発達研究所、国立精神衛生研究所等の研究所と医学図書館、事務局などで構成されている。グローバルに研究者を助成しており、助成金等の予算額は年間約3兆6000億円に達している。 ☓ NINDS(国立神経疾患脳卒中研究所) NINDS(国立神経疾患脳卒中研究所) NINDSはNational Institute of Neurological Disorders and Strokeの略。米国国立衛生研究所(NIH)傘下にある研究所の一つ。 ☓ PTO(米国特許商標庁) PTO(米国特許商標庁) アメリカ合衆国特許商標庁(United States Patent and Trademark Office)は、米国連邦政府の商務省に属する機関の一つで、特許および商標の権利付与を行う。 ☓