現在進行中の臨床治験

MN-001

MN-001(タイペルカスト)とは

MN-001は、複数のメカニズムを有する経口投与の新規低分子化合物です。主な作用メカニズムはロイコトリエン受容体拮抗作用、ホスフォジエステラーゼ(PDE、主にー3および4)の阻害作用、5-リポキシゲナーゼの阻害などで、これらの複数のメカニズムを通して5-リポキシゲナーゼ(5-LO)経路を介した炎症抑制効果や線維化予防効果が知られています。

我々が過去に実施した臨床治験から、MN-001が血中の中性脂肪(トリグリセリド:TG)を減少させる事を見出しました。高中性脂肪症を呈するNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)またはNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)患者を対象としたフェーズ2臨床治験では中性脂肪以外の脂質プロファイルも改善しました。血中の脂質プロファイルの改善作用に関しては、その直接的なメカニズムは十分明らかになっていませんが、詳細なメカニズム解明のため、アカデミアとの共同研究を実施しております。

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