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開発パイプラインについて

MN-029(固形がん)

MN-029(デニブリン)とは

固形がん治療のために開発中の新規のチューブリン結合物質です。チューブリン重合の阻害を逆転することによって細胞骨格の分裂を引き起こし、その結果、がん細胞を変形させ、最終的に固形がんの広範な中心壊死を生じさせます。2002年に、アンジオジーン・ファーマシューティカルズ社からMN-029のライセンスを取得しました。

固形がんとは?

白血病のような血液のがん以外の、臓器や組織などで塊を作るがんの総称で、胃がん、肺がん、乳がん、大腸がんなどが含まれます。がんは、体の一部が正常な制御機構から逸脱して無制限に大増殖し、ついには正常な体の生命を奪います。多くは初期段階には症状を伴わず、何らかの異常を訴えたときにはすでに手遅れであることが少なくありません。

良い薬はないの?

HER2陽性転移性乳がんの治療薬としてジェネンテックのカドサイラが、転移性結腸直腸がんと進行性、切除不能または転移性の消化管間質腫瘍の治療薬としてバイエルのスチバーガが近年、承認されています。その他の固形がんの治療薬には、ジェネンテックのアバスチンおよびゼローダ、アムジェンのXgeva、ファイザーのスーテント、ノバルティスのアフィニトールがあります。また、イーライ・リリー・アンド・カンパニー、ロシュ、ノバルティス、ファイザー、アムジェンなどの製薬会社が、固形がん治療薬を開発中です。

メディシノバの開発はどこまで進んでいるの?

複数の前臨床薬理において、動物モデルの生体内におけるMN-029の作用機序、抗がん作用が評価されました。その後、固形がん患者を対象にMN-029の安全性、認容性、最大耐量を調査する2件のフェーズ1臨床治験を行った結果、MN-029の認容性は良好でした。
2014年1月には、MN-029に関する新たな特許(デニブリン二塩酸塩に基づく化合物、医薬組成物および特定の細胞増殖性疾患の治療法を対象)を米国特許商標庁(米国PTO)から付与されました。2032年7月以降に失効することになる同特許に基づいて、諸外国でも特許の申請を行い、そのうちのいくつかを取得しています。

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